小説家になろう
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第41回 (2017.07.18)

ペットへの愛情は、人も悪魔も同じ。
飼われて、幸せになる事もあります。


処刑された令嬢のしあわせペット生活

シオン

物語

シュトロイゼル公爵家長、リリーは、
殿下の婚約者であったが、
あるとき、王家への反逆を企てたとして、
無実の罪を着せられた。

家族はすでに処刑され、
自身も火刑に処される中、
リリーは、「誰でもいいから助けて欲しい」と願う。

すると、銀色のフクロウが現われ、
それが悪魔だと認識したリリーは、
持ちかけられた契約を承諾し、
魂と引き換えに助けられる。


その後、見知らぬ部屋で目を覚ましたリリーは、
自分が裸であることに気づき、
目の前にいた男性に、
服を借りられないかと訴えるが、
フクロウと同じ声をした男性から、
ペットになったリリーには、
必要のないものだと却下される。

リリーは、悪魔に魂を売るという、
人間の間では最悪とされる行為を思い出し、
今の、ペットという立場を自覚する。

貞操を穢されることも覚悟するが、
主様は、人間は犬猫にそうするのかと笑い、
ペットとして可愛がるだけだと言う。

リリーは、飼い主である悪魔を、
"主様"と呼ぶことにし、
同時に、再度服が欲しいと要求する。

主様は、リリーが望むなら仕方ないと言い、
指を鳴らして色とりどりのドレスを出すと、
それらをリリーに重ねて、悩み始める。

愛らしいからなんでも似合うと言われたリリーは、
その純粋な褒め言葉を喜ぶ。

そして、主様が絞った二つのドレスから、
どちらがいいかを尋ねられる。

リリーは、
今までは殿下の婚約者として、
ふさわしく見られる為だけに
ドレスを着せられていたが、
人生で初めて、
自分の好みで服を決めた。

主様は早速リリーに着せようとするが、
男性に着替えを手伝ってもらうのは、
恥ずかしいとリリーが言ったので、
悪魔には性別がないという主様は、
女性体に変身し、着替えを手伝った


その後、主様から説明を受け、
この部屋がリリーの個室であることや、
守るべきルールを教えられる。

続いて、食事をすることになり、
主様の食事を分けるのと、
ペットフードのどちらがいいかを尋ねられる。

リリーが食事の内容を尋ねたところ、
ペットフードは虫が原材料と知り、
主様の食事を分けてもらうことにした。

リリーは普段の癖で、
食前の祈りを捧げようとするが、
悪魔に魂を売ったのに、
神に祈るのはおかしいことに気づき、
誰に祈るべきかを主様に尋ねる。

悪魔なので当然ながら、
祈りを捧げる習慣がない主様は、
捧げたい奴に捧げればいいと言い、
リリーはそれならと、
主様に祈りを捧げることにした。

祈りの後、リリーが口にした料理は、
人間向けの味付けではなかった。

そのことを察した主様は、
味付けなしの料理を用意すると、
好みの味付けは後で研究するので、
今日はこれで我慢するようと言った。


リリーは、
主様の人間と異なる部分に驚かされつつも、
気遣いと優しさに感謝しながら、
主様のペットとして、
生きていくことを心に決める。

登場人物
リリー
シュトロイゼル公爵家長女。

火刑に処され、
その苦しみから助かりたい一心で、
悪魔の主様に魂を売った。

もともとは殿下の婚約者であり、
それにふさわしい令嬢として、
生きることを強いられていた。

そのため、自分の意思などを、
尊重されるという経験に乏しく、
主様の気遣いについては、
戸惑いつつも嬉しく思っている。

主様
悪魔。

銀髪と黒みがかった赤い瞳をしており、
人間とは異なる文化と価値観を持つ。

完璧な造形の男性の姿をしているが、
本来悪魔には性別はなく、
女性体に変化することも出来る。

リリーに対してはペットとして、
愛着を持って優しく接しているが、
一方で、自室で人体実験を行うなど、
人間全てに優しいわけではない。


作品を読む

今回の調査対象者
調査期間:2017/06/17~2017/06/30
性別:女性
年齢:30~49歳
好きな作品ジャンル:ゲーム世界冒険 系
上記コンテンツは、株式会社博報堂DYデジタルが保有する調査パネルデータの分析結果をもとに、対象者によく読まれている作品をピックアップし、紹介しています。

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